COLUMN02コラム02

コラム02

こんにちは。木のいえ設計室くわくわの巻 京子です。

埼玉県所沢市から阿蘇の地に移住して11年になります。
埼玉では、県産木材を利用した家づくりのグループで活動。施主、林業家、工務店、設計士が共に山に集い、伐採見学や植林体験など、家を構成してくれる、木が育つ環境に触れていただいてきました。

家族で山に入り、伐採した大黒柱の皮を、お父さんがけずったり、切り株の破片を持ち帰り、時間が経つと水分が蒸発して軽くなるのに驚いたり、と、子どもたちの体験としても、お役に立てたのではないかと考えています。

熊本での取り組みとして、五木村の木材を、グリーンコープの組合員さんに知ってほしいと思い、コラムを担当させていただくことになりました。

五木村は、熊本でも特に山深い地。
化学物質過敏症の私が訪問して、呼吸がとても楽な場所であることに驚きました。

五木村に行ってみたい方には、素敵な宿泊施設もあります。
見学ツアーの機会がありましたら、ぜひご参加ください。

五木村の山で伐採された木材は、そのまま山で3ヶ月ほど水分を飛ばし、そこから搬出、製材。土場(木材の集積所)に運ばれます。
構造材はそのまま、18ヶ月ほど、天然乾燥して、出荷。
仕上げ材は、低温乾燥され、製品になります。
一般的には、高温乾燥が多い杉ですが、低温乾燥の木材は、細胞もしっかりしているので、ボソボソになりません。粘りがあり、強い。
木を知っている大工さんなら、よく知っています。

五木の木材を使った家づくりは、杉材を沢山使う板倉もあれば、伝統構法もあります。

木のいえ設計室くわくわは、ご予算に合わせて、構造材に五木村の木材を使い、アレルギーや化学物質過敏症にならない従来の構造の家もご提案しています。

化学物質過敏症の方には、針葉樹を使うことができない場合もありますから、使用できる素材を、ご一緒に丁寧に吟味していきましょう。

家づくり、リフォームを自然素材で、と考えている方は、どのようなことでも、ご相談ください。お会いできることを楽しみにしております!

木のいえ設計室くわくわ
kuwakuwa.info